『PET』の正式名称は、『Positron Emission Tomography』です。この頭文字をとって『PET』と呼ばれています。日本語では『陽電子放出断層撮影法』と訳されます。RI(放射性同位元素)を用いた検査の一つで、『陽電子』を放出する薬剤を体内に注射して、そこから出る放射線をPET装置で検出することによって薬剤の体内分布を画像化して、病気を診断する検査法です。
FDG-PET検査では、CT検査やMRI検査など、臓器の形から腫瘍の有無を診断する従来の検査法とは異なり、「がん細胞は正常の細胞に比べて多くのブドウ糖を取り込む」という性質を利用して、ブドウ糖にフッ素-18[18F]というごく微量の放射性物質(放射性同位元素)をくっつけた薬剤(以下FDG)を体内に注射します。がん細胞は注射されたFDGを正常組織より多く取り込みます。そこから放出される微量の放射線をPETカメラでとらえて、がん細胞の代謝・機能を調べることで、がんの発見に威力を発揮するというわけです。
などが挙げられ、受診者の負担が少ない上により詳しく検査を行うことができるようになったと言えるでしょう。
アミロイド PET検査では、脳内のアミロイドβ蓄積の有無や程度を調べる検査です。認知症の一つであるアルツハイマー病では、アミロイドβと呼ばれる異常蛋白が脳内へ蓄積することで病気が進行するという考え方(アミロイドカスケード説)が近年の主流となっています。そこで、 アミロイドβと結合する性質をもった放射性医薬品を注射し、脳内の蓄積の程度を可視化します。 かなり早い時期から異常を検出できるため、早期発見・早期治療が可能となります。早期に治療を開始することで、認知症の進行を遅らせることが期待されます。 この検査では、アルツハイマー型認知症で約98%、軽度認知障害(MCI)で約68%が陽性となります。
当院では、PET検査と同時にCT検査が行える『PET-CT』を導入しております。これにより、検査時間の短縮はもちろんのこと、PETによる細胞の機能診断画像とCTによる形態診断画像を重ね合わせることで、診断精度が大幅にアップします。
一般的に、FDG-PETによる被ばく線量は3.5mSv(ミリシーベルト)、アミロイドPETによる被ばく線量は6.3mSv(ミリシーベルト)PET-CT検査全体の被ばく線量は約6.0~10mSvと言われていますが、健康上の問題は全くありません。
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