大腸がんは、日本で最も罹患数の多いがんの一つであり、結腸がんと直腸がんに大別されます。
結腸がんは比較的ゆっくりと進行し、初期には自覚症状が乏しいことが多いですが、進行すると腹痛、便通異常、貧血などが現れることがあります。
一方、直腸がんは肛門に近い部位に発生するという解剖学的特徴があり、血便や下血、排便障害(便が細くなる、残便感など)といった症状がみられるのが特徴です。
当院では、結腸がんに対して2023年7月よりロボット支援手術を導入し、直腸がんに対しては2020年からロボット手術を実施しています。症例に応じてロボット手術と腹腔鏡手術を使い分け、より安全で確実な手術を行っています。
また、高度進行例では化学療法や放射線療法を併用したのちに手術を行うコンバージョン治療にも積極的に取り組み、従来は切除が難しかった症例にも治癒の可能性を広げています。
さらに、肛門機能の温存や術後の排便機能改善などQOL(生活の質)に配慮した術式を検討し、低侵襲手術によって入院期間の短縮と早期の社会復帰を支援しています。
患者さん一人ひとりの病状や生活背景に合わせて最適な術式を選択し、根治性と生活の質の両立を目指しています。
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