当科では、外傷を除く内因性の腹部緊急疾患にも24時間体制で対応しています。
急性腹症は時間との勝負になることが多く、迅速な診断と外科的判断が求められます。
主な対象疾患には以下のようなものがあります。
重症度と全身状態を的確に判定し、重症例ではまずインターベンショナルなドレナージ(経皮的胆嚢ドレナージなど)を行い全身管理を優先します。
全身状態の安定を確認したうえで、適応例には早期に腹腔鏡下胆嚢摘出術を実施し、再発や合併症の予防を図ります。
画像診断(CT・超音波)に基づき、炎症の程度に応じて治療方針を選択します。
膿瘍形成例では保存的加療(抗菌薬・ドレナージ)を優先し、炎症の沈静化を待って待機的手術を検討します。
軽症〜中等症例では、腹腔鏡下虫垂切除術を基本として早期に根治手術を行います。
腸管の血流障害が疑われる場合には緊急手術を行い、壊死腸管を切除・再建します。
穿孔部位や原因に応じて、腹腔鏡または開腹手術を迅速に選択し、腹膜炎の進展を最小限に抑えます。
嵌頓腸管の血流障害を評価し、腸管壊死の有無に応じて緊急手術を実施します。
当科では、救命救急センター・消化器内科・放射線科・麻酔科などと密に連携し、診断から手術、集中治療、回復期まで一貫した管理を行っています。
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