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甲状腺の疾患

バセドウ病、慢性甲状腺炎

甲状腺ホルモンが過剰に産生されると、動悸や体重減少、過剰な発汗などの症状(甲状腺機能亢進症)を引き起こすことがあり、バセドウ病は代表的な疾患です。血液検査でバセドウ病と診断された場合は薬物治療を開始しますが、薬物治療が無効な場合やアレルギーなどで薬物投与ができない場合には、手術治療やアイソトープ治療(放射性ヨウ素内用療法)を行います。
また、慢性甲状腺炎により甲状腺ホルモンが減少し、むくみや体重増加を来した場合(甲状腺機能低下症)には甲状腺ホルモン剤の内服を行います。

甲状腺腫瘍

甲状腺にも腫瘍ができることがあり、検診の超音波検査などで指摘されることがあります。穿刺吸引細胞診を行い、悪性腫瘍がないかを確認します。結果が良性であれば経過観察となりますが、サイズが大きく、圧迫症状がある場合には手術することがあります。細胞診の結果が悪性で甲状腺がんと診断された場合には画像検査で転移の有無を調べ、手術治療を行います。遠隔転移に対しては近年内服による薬物治療(分子標的薬)も行なえるようになっています。