扁桃炎(扁桃腺の炎症)による発熱、咽頭痛をくりかえしている場合は、全身麻酔下で扁桃腺を摘出します。また、扁桃腺やアデノイドが肥大し、いびきや睡眠時無呼吸を来している場合でも扁桃腺の摘出やアデノイド切除を行います。睡眠時無呼吸の評価の為、1泊入院での終夜睡眠ポログラフ検査(PSG)も実施可能です。
扁桃腺の炎症が外に波及して扁桃腺の周囲に膿がたまることがあります(膿瘍形成)。CT検査で膿瘍が確認されれば口腔内から切開して排膿し、入院での抗生物質の点滴治療を行います。
声帯にポリープや腫瘍ができ、声がかれる場合は全身麻酔下で喉頭微細手術(ラリンゴマイクロサージェリー)を行い、病理検査に提出して悪性腫瘍がないかを確かめます。
声帯は反回神経により支配されていますが、反回神経が何らかの原因で損傷されると声帯が動かなくなり、声帯が痩せてくるため嗄声(声がれ)や水分の誤嚥(ごえん)を起こします。脳や甲状腺、食道や大動脈などに原因があることがあり、CT検査や上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)で調べます。嗄声を改善させるために、局所麻酔下での甲状軟骨形成術I型や、全身麻酔下での反回神経再建術などを行います。
老化により嚥下機能(飲み込む機能)は低下し、食事中にむせたり、さらに悪化した場合は誤嚥性肺炎を起こします。内視鏡検査で嚥下障害の原因を調べ、バリウムを用いた嚥下造影検査により嚥下の状態を確認し、適切な食形態や食事時の姿勢などを確認し、普段の食事時の注意点について指導します。誤嚥性肺炎を頻回に起こす場合には嚥下改善手術や誤嚥防止手術を実施します。
COPYRIGHT © JAPANESE RED CROSS ISE HOSPITAL ALL RIGHTS RESERVED