三叉神経痛とは、顔面の片側に突発的な強い痛みが走る疾患です。顔面の感覚を司る三叉神経が何らかの原因で刺激されることで、痛みが生じます。顔面が痛むために「顔面神経痛」と表現されることもありますが、正しくは三叉神経痛です。
三叉神経は三つの枝に分かれ、1本目の枝が額、2本目の枝が頬、3番目の枝が下顎に分布しています。この枝の範囲にあわせて痛みがおこるのが特徴です。
電気が走るような、または針で刺されるような鋭い痛みが、数秒~数十秒続きます。歯磨きや洗顔、食事、会話などの些細な刺激で痛みが誘発されるため、症状が深刻になれば日常生活に大きな支障をきたします。頬、上・下顎に痛みが生じることが多いため、歯科医院を受診して齲歯の治療を受けているケースもあります。
三叉神経が脳幹から出たところで微小な動脈が接触することが原因である場合がほとんどです。その他、腫瘍や多発性硬化症が原因になって三叉神経が刺激される場合もあります。
頭部CTでは三叉神経を確認はできますが、微小な血管が接触しているかどうかまでは分かりません。MRIでとくに三叉神経の周囲を細やかに撮影し、三叉神経に接触している微小血管がないかどうかを評価します。
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