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髄膜腫

  • 脳を包んでいる硬膜に発生した腫瘍であり、脳の外にできた腫瘍です。
  • 悪性度のグレードは1~3までしかなく、80%がグレード1で良性、残りの20%弱がグレード2であり、グレード3は稀に見られる程度です。一般に良性腫瘍と表現します。

治療方針

  • 経過観察、手術、放射線治療があります。稀に化学療法を行うこともあります。
  • 無症状かつ3cm以下であれば多くの場合、経過観察となります。
  • 手術加療が必要な場合は
    • 1. 症候性(髄膜腫による症状を認めるもの)
    • 2. 経過観察中に増大傾向を示すもの
    • 3. 画像上、悪性度が高そうな腫瘍もしくは髄膜腫を最も疑うが他の悪性度の高い腫瘍の可能性が高い場合
    • 4. 無症状であっても大きさが3cm前後かつ脳への圧迫が強い
    • これらを総合的に考慮し手術が必要であるかを判断します。
  • 手術で取り切れなかった腫瘍、手術後再発した腫瘍、悪性度の高い腫瘍、手術が困難な腫瘍には放射線治療を行うことがあります。
  • 手術後は再発の可能性もあり、外来で定期的に画像検査を行い経過観察します。

経過観察

腫瘍が増大しないか定期的に画像検査をします。検査は主にMRIで行います。

手術

目的

腫瘍をできるだけ摘出し、脳への負担を減らすことと病理診断です。

方法

開頭術を行います。主に顕微鏡手術ですが、当院では内視鏡手術を併用しできる限り安全な手術を行っています。手術を安全に行うために術中支援としてニューロナビゲーション、神経モニタリングを行うことがあります。

※手術前のカテーテル治療

大きい腫瘍へは、時折たくさんの血液が供給されていることがあります。このような場合手術による出血が大量となる可能性があります。これに対し、手術を安全に行うために、手術の前にカテーテル治療によって腫瘍に栄養している血管を閉塞させます。

放射線治療

以下の場合に放射線治療を行うことがあります。

  • 手術により取り除けなかった腫瘍
  • 再発した腫瘍
  • 悪性度の高い腫瘍
  • 手術の危険性が高い場合