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ネフローゼ症候群

ネフローゼ症候群とは

ネフローゼ症候群は、「腎臓のフィルターに障害があり、体に必要な『タンパク質』が大量に尿へ漏れ出てしまう病態」のことです。

私たちの腎臓には、血液をろ過して尿を作る「糸球体(しきゅうたい)」というフィルターのような組織があります。健康な状態では老廃物だけを尿として出し、体に必要なタンパク質などを血液中にとどめてくれます。

しかし、このフィルターが何らかの原因で壊れると、タンパク質が尿と一緒に流れ出してしまいます。その結果、血液中のタンパク質が減り、以下のような症状が現れます。

  1. むくみ(浮腫):まぶた・足・手などがパンパンになります。血液中のタンパク質が減ることで、血管の中の水分が外に漏れ出してしまうために起こります。体に水が溜まり、急に体重が増えることがあります。
  2. 尿の泡立ち、尿量減少:尿の中のタンパク質のため、尿が泡立ちます。尿量が減ることもあります。
  3. だるさ・倦怠感:体が重く、疲れやすくなります。

検査と入院治療について

ネフローゼ症候群の診断のためには、尿検査・血液検査の他、治療方針を決める上で多くの場合「腎生検」が必要になります。しっかりと組織をみて診断することで、今後の治療方針を決めることができます。また、ネフローゼ症候群の治療は、入院で行うのが基本となります。入院して頂くのは、腎生検で正確な診断を行うことに加え、安静を保ち、専門家による食事管理や、副作用に注意が必要な薬物治療を効果的かつ安全に進めるためです。

ネフローゼ症候群は、適切な治療によって症状を改善させることができることが多い病気です。しかし、治療が長期間になり、再発する可能性もあるため、根気よく病気と付き合っていくことが大切です。ご自身の体のこと、治療のこと、何か分からないことや不安なことがあれば、いつでもご相談ください。