当科は主に口腔外科疾患(下記参照)を専門に扱っており、そのほかに糖尿病や脳梗塞などの全身疾患を有する方の処置など幅広く高度な医療の提供を心掛けています。また、周術期の患者さんに対しての口腔機能管理、骨移植や骨造成を必要とする歯科インプラントも行っています。なお、一般的な歯科治療(虫歯治療や義歯作製など)は基本的に当科では行っておらず、近隣のかかりつけ歯科医院にお願いしています。しかし長期入院の患者さんに対する虫歯の応急処置や義歯調整などは行っております。
また、日本口腔外科学会准研修施設や歯科医師臨床研修施設の認定を取得しており、2017年度からは臨床研修歯科医師を受け入れています。
病院歯科口腔外科の責務として、病診連携、病病連携の推進を図っていくため、近隣の医師、歯科医師並びに院内の医師に対して、きめ細やかで密な関係を構築し、両者の中継点となるべく努めています。
口腔外科の対象として埋伏智歯や全身疾患を有する患者さんの抜歯、蜂窩織炎や膿瘍、顎骨骨髄炎などの歯性感染症、顎骨骨折や歯、口腔粘膜の損傷などの外傷、口腔領域の嚢胞や良性あるいは悪性の腫瘍、白板症や口腔扁平苔癬、口内炎や口腔カンジダ症などの口腔粘膜疾患、顎関節症などがあります。
周術期口腔機能管理は、院内他科で全身麻酔手術を受ける患者さん、抗癌剤・放射線治療を受けるがん患者さん、集中治療室入室中や脳卒中の患者さんに対して行っております。
新患は年間約3900人でそのうち院外からの紹介患者さんは2割の780人程度、再診患者さんは約18000人で、約6割が周術期口腔機能管理の患者さん。入院は約120人でほとんどが手術を要する患者さん。
| 埋伏歯抜歯手術 | 37例 |
|---|---|
| 嚢胞摘出術 | 31例 |
| 埋伏歯以外の抜歯手術 | 22例 |
| 顎骨骨折 | 8例 |
| 良性腫瘍手術 | 7例 |
| 炎症の消炎手術 | 7例 |
| 悪性腫瘍(動注化学療法含む) | 7例 |
| 普通抜歯 | 442人 |
|---|---|
| 埋伏歯、智歯周囲炎 | 237人 |
| 顎骨骨折 | 12人 |
| 歯や軟組織の外傷 | 19人 |
| 膿瘍や蜂窩織炎 | 20人 |
| 顎骨骨髄炎 | 25人 |
| 歯性上顎洞炎 | 14人 |
| 口腔粘膜疾患 | 140人 |
| 嚢胞 | 55人 |
| 良性腫瘍および腫瘍類似疾患 | 44人 |
| 顎関節疾患 | 39人 |
| 神経性疾患 | 23人 |
| 唾液腺疾患 | 6人 |
| 悪性腫瘍 | 10人 |
| 歯科インプラント関連 | 12例 |
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