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東日本大震災に対する当院の対応

東日本大震災 第10班 救護活動報告

【派遣期間】 平成23年 5月21日 ~ 5月26日  
【活動場所】 宮城県石巻市内(雄勝地区)
【班員編成】
 班長 山岸 農(外科)
 医師 野田 真理子(研修医)
 看護師長 安達 綾子(東1病棟)
 看護師 永田 多恵子(3病棟)
 看護師 福田 豊洋(看護部)
 主事 三宅 知宏(薬剤部)
 主事 河口 洋平(放射線科)
 こころのケア 三堀 紗代(神経科)
 調整員 松村 博信(日本赤十字社三重県支部)

【活動内容】

平成23年 5月21日(土)

救護班第10班として出発した。メンバーは、伊勢赤十字病院より医師2名、看護師長1名、看護師2名、主事2名、こころのケア1名と三重県支部より事務主事1名の合計9名体制である。近鉄及び東海道・東北新幹線を利用し14:03仙台駅到着、仙台市内の宮城県支部に向った。宮城県支部において三重県支部の救急車とパジェロに乗車し、14:55に石巻赤十字病院へ向かった。石巻日赤災害本部へ16:00に到着後ブリーフィングを行い、高山日赤、富山日赤と職種別に活動内容の確認および引き継ぎを行った。活動はエリア12の雄勝地区である。医師は全体ミーティングに参加。他のメンバーはトラックより必要物品を救急車とパジェロに積み込む。宿泊先において翌日のミーティングを行った。

平成23年 5月22日(日)

こころのケア班は8時に本部と合流、救護班は高山日赤と合流し、雄勝地区雄心苑に向かった。道路状態が悪く、雄心苑まで約50分かかった。高山日赤との引き継ぎを行い、10時30分より診療を開始した。また、診療所を大須小学校から雄心苑に昨日移動となったため物品や薬品が散乱しており、診療と並行して物品の把握、環境整備等を行った。診療所の移転が周知徹底されていないためか、患者数は0であった。各避難所への案内が必要と感じられた。診療は15時までであり、災害対策本部へ帰還した。班ミーティング、全体ミーティング参加後心のケア班が合流し、宿泊先に向かった。

平成23年 5月23日(月)
10:30 ~ 11:50 旧水濱保育所において巡回診療 避難人数47名、診察13名
13:30 ~ 15:00 雄心苑において診療と並行し、診察室内の整理整頓を行った。大須小学校から持ち込まれた医薬品が多数あり、返品薬品数は250品目であった。
平成23年 5月24日(火)

8:50分に雄心苑到着後受診希望患者が2名あり。診察後巡回診療開始。大須小学校へ向かうが、途中保健師の指示により、患者個人宅へ向かう。玄関より歩行器とともに転倒転落された患者であった。診察の結果救急車の要請を行った。精密検査の結果患者は石巻日赤に入院された。大須小学校は避難人数70名、診察患者は18名であった。午後より16時まで雄心苑において診療。釘を踏まれた患者に対し破傷風ワクチンの接種を勧めた。明日行う引き継ぎ資料を作成し、全体ミーティング後福井日赤と申し送りを行った。

平成23年 5月25日(水)

福井日赤とともに石巻日赤を出発。雄心苑到着後業務の引き継ぎを行う。その後合同で名振コミュニティーセンターへ行き、巡回診療開始。12時に現地における活動終了とし雄心苑を後にした。石巻日赤到着後、心のケア班と合流。災害対策本部へ活動終了の報告を行う。救急車とパジェロの荷物をトラックへ返品し、整理整頓を行った。14:45石巻日赤を出発し、仙台市内の宿泊先に向かった。

平成23年 5月26日(木)

同経路にて帰院した。

【感想】

新緑に紫色の藤の花が妙に映え、時を待たず変化する季節がなぜか寂しく感じた。

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