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東日本大震災に対する当院の対応

東日本大震災 第3班 救護活動報告

【派遣期間】 平成23年 3月20日~3月23日  
【活動場所】 宮城県石巻市内
【班員編成】
 班長 藤永 和寿(外科)
 看護師長 梅村 千恵(東2病棟)
 看護師 村田 愛子(西4病棟)
 看護師 東 早苗(西3病棟)
 主事 三宅 知宏(薬剤部)
 主事 大辻 幹(臨床検査課)
 こころのケア 杉谷 恵里(神経科)
 調整員 松村 博信(日本赤十字社三重県支部)
 調整員 吉田 信一(三重県赤十字血液センター)

【活動内容】

平成23年 3月20日(日)

 救護班第3班として出発した。メンバーは、山田赤十字病院より医師1名、看護師長1名、看護師2名、主事2名、こころのケア1名と三重県支部より事務主事2名の合計9名体制である。津なぎさまちより乗船、中部国際空港よりANAを利用し秋田空港へと向かった。秋田空港に駐車の三重県支部の救急車とパジェロに分乗し、秋田県支部へと向かった。山田赤十字病院より秋田県支部に医療物品や日用品等が届けられており、必要物品を選択し積み込んだ。15:00秋田県支部を出発、現地では給油困難との情報により、SAでこまめに給油した。20:15石巻赤十字病院到着。災害対策本部に到着の報告を行った。食事後病院内廊下にて就寝した。

平成23年 3月21日(月)

 7:00リーダーミーティング、朝食後渡波小学校における救護活動のため長野赤十字病院と共に向かった。渡波小学校では約1200名が2,3階に避難されており、1階床部分は泥で覆われていた。窓ガラスは割れ、泥で汚れた教室に診療場を開設し、長野赤十字病院と共に寒い中診察を開始した。渡波小学校ではライフラインはすべて切断されたままで、衛生面でも問題があると思われた。透析患者さん1名を看護師と主事で石巻赤十字病院へ搬送した。外傷・高血圧・感冒の患者さんや、定期内服薬を津波で流された患者さんが多かった。満潮時刻を考慮し診療は15:00で終了。こころのケア患者さんを対応後小学校を出発した。17:00石巻日赤到着、19:00リーダーミーティング、夕食を兼ねて班ミーティングを行った。22日0:00からの深夜業務に備え21:30から23:00まで仮眠した。

平成23年 3月22日(火)

 0:00より深夜業務開始。業務内容は院内救急患者の対応であった。今回は長野市民病院救護班チームと合同で行った。体調不良、喘息、不眠、大腸潰瘍など十数名の患者さんを診察した。深夜患者数が少なくなったため両チームとも交互に1時間半程度仮眠した。早朝から患者が多くなり、8:00から次チームに業務の引き継ぎを行い、8:30に業務終了とした。院内は空調により快適だが、早朝の院外は冷え込みが強く被災者の健康状態を心配した。朝食後9:30に仮眠、11:に起床し、長野市民病院と共に石巻赤十字病院にある救援物資を車内いっぱいに積み込み、12:30門脇中学校へ診療に向かった。門脇中学校では1000人ほどの被災者が避難されていた。門脇中学校では山田日赤は教室を回る巡回診療、長野市民病院は救護所にて診療を行った。我々は教室を回りながら救護所にて診療を行っていることをアナウンスし、歩行できない傷病者に対して診察を行った。患者数は十数名であった。こころのケアが必要な被災者も数名いた。
16:30門脇中学校を出発、石巻日赤災害対策本部に任務終了報告を行い、18:00秋田に向け出発、22:00に秋田市内の宿泊施設に到着した。

平成23年 3月23日(水)

 9:30秋田県支部に到着後荷物の整理整頓を行い、10:15秋田県支部を出発。11:00秋田空港へ到着。同経路にて16:00に無事帰院した。

【感想】

3月とはいえ寒い中での救護活動であった。寒さに震える被災者に早く春が訪れることを願ってやまない。

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