“医療は人であり、人材育成が重要である”という院長の考えの下、平成18年4月に研修センターが設立されました。研修センターでは、伊勢赤十字病院の理念に基づいた質の高い医療を提供するための人材確保と人材育成の一翼を担っています。
職員研修では伊勢赤十字病院職員に求められる能力として以下の3点をあげ、それに基づいた研修体系を作り、日本赤十字社三重県支部、病院の各部門や医療安全推進室、各委員会及びチームとの連携によりさまざまな研修を企画しております。
- 伊勢赤十字病院職員に求められる能力
- ①赤十字の理念である「人道」に基づいた実践ができる能力
②地域の中核病院として対象に応じた最善の医療を提供できる能力
③自ら変革を推進し成長と進化を継続できる能力
職員研修では、知識の習得やスキルアップはもちろんのこと、職種間の横のつながりによるチーム医療の促進、地域の医療機関のみなさまと共に学ぶ場をもつことでさらに地域連携が強化され医療の質の向上につながることを期待しています。
新入職員のみなさまに対しては、新しい環境への不安を少しでも軽減し、赤十字の職員であることに自覚と誇りを持って働いていただけるようさまざまな研修を準備しています。その中で、切磋琢磨し支え合える大切な存在である同期との絆を深められるよう多職種での交流を企画したり、臨床とをつなぐ細やかなサポートに努めています。
人が育つことで組織も育ちます。研修センターは、人と人とのつながりを大切に、それぞれのキャリアのお手伝いができればと考えます。
研修センター長 石谷 操