平成30年度 伊勢赤十字病院 病院指標

医療法における病院等の広告規制について（厚生労働省）
  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
  3. 初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
  7. その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0～ 10～ 20～ 30～ 40～ 50～ 60～ 70～ 80～ 90～
患者数 986 325 348 444 832 1432 3201 4434 3821 928
入院患者さんのうち７０%以上が６０歳以上で構成されています。最も多い年齢層は７０歳代ですが、８０歳以上の患者さんもその内の約３割近くを占めています。当院が属する南勢志摩医療圏の高齢化率は３１．１０％であり、将来の推計においても増加傾向であることから今後も高齢者の割合は高くなることが推測されます。
また、当院は南勢志摩医療圏の急性期、小児救急二次医療の拠点であると共に地域周産期センターとして様々な症状の患者さんに２４時間体制で対応している事から新生児を中心とした１０歳未満の患者さんも多くなっています。
診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
070560xx99x00x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術なし 手術・処置等２なし 副傷病なし 29 27.48 15.58 10.34% 64.48
010100xxxxx00x 脱髄性疾患（その他） 手術・処置等２なし 副傷病なし 20 17.80 17.33 0.00% 19.70
070470xx99x0xx 関節リウマチ 手術なし 手術・処置等２なし - - 15.90 - -
010080xx99x401 脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 手術・処置等２４あり 副傷病なし15歳以上 - - 24.96 - -
010100xxxxx01x 脱髄性疾患（その他） 手術・処置等２なし 副傷病あり - - 27.70 - -
主な疾患としては関節リウマチ、全身性エリテマトーデス等で、多くは多臓器におよぶ疾患のため、他診療科と連携を密にし診療にあたっています。
全国平均に比べ在院日数は長い傾向にあり改善の必要性があります。
※院内標榜科としては、リウマチ膠原病内科となります。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等２４あり 副傷病なし 64 15.22 16.17 1.56% 70.97
130010xx97x2xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等２２あり 25 44.68 40.13 0.00% 56.92
130030xx97x40x 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等２４あり 副傷病なし 22 32.68 32.36 22.73% 77.09
130040xx99x5xx 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術なし 手術・処置等２５あり 21 21.14 23.43 0.00% 72.10
130040xx97x50x 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術あり 手術・処置等２５あり 副傷病なし 12 27.92 37.88 8.33% 63.92
当院は、非血縁者間骨髄移植、採取施設認定病院および日本臍帯血バンクネットワーク加盟病院です。
クリーン病室１０床を有し、幅広い治療の選択肢を患者に提供しています。非ホジキンリンパ腫に次いで急性白血病の患者が大半を占めています。
肝臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060300xx99x00x 肝硬変（胆汁性肝硬変を含む。） 手術なし 手術・処置等２なし 副傷病なし 32 10.50 12.15 3.13% 72.44
060300xx97100x 肝硬変（胆汁性肝硬変を含む。） その他の手術あり 手術・処置等１あり 手術・処置等２なし 副傷病なし 27 13.19 13.07 0.00% 64.70
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等２なし 副傷病なし 24 22.79 20.92 29.17% 85.79
060050xx99x00x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。） 手術なし 手術・処置等２なし 副傷病なし 24 7.92 9.59 4.17% 75.00
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 24 17.17 12.58 12.50% 83.25
肝臓内科では肝臓がんおよび肝硬変を中心に診療を行っています。
肝臓がんの治療法は腫瘍の状態や肝臓の機能低下の程度、併存疾患など個々に応じた治療を検討し、患者さんに提供しています。
糖尿病・代謝内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等２なし 副傷病なし 62 22.24 20.92 32.26% 85.08
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 56 14.61 12.58 19.64% 77.63
100071xx99x010 ２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）（末梢循環不全あり。） 手術なし 手術・処置等２なし 副傷病あり85歳未満 25 10.84 12.41 0.00% 56.40
100071xx99x110 ２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）（末梢循環不全あり。） 手術なし 手術・処置等２１あり 副傷病あり85歳未満 23 11.61 15.14 0.00% 63.13
100210xxxxxxxx 低血糖症 19 6.32 6.79 10.53% 77.89
糖尿病にとって“教育は治療そのもの”に代表されるように初期教育を重要視しています。
日本糖尿病療養指導士は当院では３７名（取得者４４名）おり、全国でもトップレベルです。平均在院日数はいずれも全国平均を大きく下回っており、クリニカルパスが有効に活用されています。また、誤嚥性肺炎や尿路感染症など内科疾患全般にについても症例を多く診ています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等１１あり 手術・処置等２なし 副傷病なし 257 2.94 3.01 0.00% 70.01
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等２なし 254 4.98 5.15 0.39% 67.71
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等１なし、１,２あり 手術・処置等２なし 副傷病なし 184 4.26 4.47 0.00% 71.77
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし 副傷病なし 144 14.35 17.66 9.72% 83.26
050030xx97000x 急性心筋梗塞（続発性合併症を含む。）、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等１なし、１あり 手術・処置等２なし 副傷病なし 129 9.02 12.52 0.78% 69.71
当院は三重県南勢地区の救急救命医療、高度先進医療を担っています。
その中で循環器内科の役割は大きく、２４時間体制で対応しています。
狭心症、虚血性心疾患、頻脈性不整脈、心不全に関して多くの症例があり、全国平均に比べて在院日数は短縮傾向となっています。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等２なし 34 11.44 11.87 2.94% 72.32
040200xx99x00x 気胸 手術なし 手術・処置等２なし 副傷病なし 28 8.93 8.98 3.57% 51.36
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等２なし 副傷病なし 14 20.36 10.08 0.00% 48.36
160450xx99x10x 肺・胸部気管・気管支損傷 手術なし 手術・処置等２あり 副傷病なし 11 7.55 10.81 0.00% 68.18
040200xx97x00x 気胸 その他の手術あり 手術・処置等２なし 副傷病なし - - 17.03 - -
肺がんに対しては胸腔鏡を使用し可及的筋肉を温存する小開胸手術（約５cmの切開）hybrid VATS法を取り入れることで早期離床・疼痛軽減・早期の社会復帰を目指しています。
また、気胸においても胸腔鏡を用いた低侵襲手術を施行することにより、早期の社会復帰や美容的利点を目指しています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
050161xx97x10x 解離性大動脈瘤 その他の手術あり 手術・処置等２１あり 副傷病なし 28 28.57 28.37 28.57% 67.32
050080xx01010x 弁膜症（連合弁膜症を含む。） ロス手術（自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術）等 手術・処置等１なし 手術・処置等２１あり 副傷病なし 27 24.93 24.00 3.70% 71.67
050161xx99000x 解離性大動脈瘤 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし 副傷病なし 23 12.78 17.40 8.70% 74.35
050163xx02x10x 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術（吻合又は移植を含む。）　腹部大動脈（分枝血管の再建を伴うもの）等 手術・処置等２１あり 副傷病なし 23 17.65 20.61 4.35% 71.87
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等２なし 23 10.48 12.01 0.00% 81.52
当科は三重県南勢地区で唯一の胸部外科施設として役割を担っています。
狭心症や心筋梗塞、弁膜症などの心疾患から大動脈瘤などの血管疾患に対し治療を行っています。
手術については低侵襲・ハイクオリティを目標とし、適応症例に対して積極的に手術に取り組んでいます。
早期発見・早期治療・早期離床に努めており、平均在院日数は全国平均に比べ短縮傾向にあります。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア（15歳以上） ヘルニア手術　鼠径ヘルニア等 142 2.62 4.96 0.00% 71.09
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし 副傷病なし 129 5.89 7.30 0.00% 61.81
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴うもの（内視鏡下によるものを含む。））等 手術・処置等２なし 95 9.46 10.59 0.00% 64.09
060035xx01000x 結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍 結腸切除術　全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし 副傷病なし 87 11.86 15.30 1.15% 72.24
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし 副傷病なし 62 8.94 8.95 3.23% 75.39
良性疾患および悪性疾患について積極的な集学的治療の導入とQOLの向上を重視した治療を基本としています。
それにより在院日数の短縮にも繋がり、全国の平均に比べ短い傾向となっています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術　肩、股等 300 24.25 26.30 72.33% 84.62
070230xx01xxxx 膝関節症（変形性を含む。） 人工関節再置換術等 119 18.41 24.26 31.09% 74.83
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症（変形性を含む。） 人工関節再置換術等 86 20.15 22.27 31.40% 70.08
160760xx97xxxx 前腕の骨折 手術あり 63 6.10 5.68 6.35% 66.44
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。） 手術なし 副傷病なし 62 10.24 19.61 82.26% 75.85
高齢者の転倒による大腿骨の骨折が最も多く、次いで変形性関節症となっています。
平成２７年度に関節センターを開設し、医師、理学療法士、看護師、医療ソーシャルワーカー等が連携し、患者ごとに最適な治療が行われており、スムーズな転院が可能となっているため、在院日数は全国平均より大きく短縮できています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症（その他） 副傷病なし 102 5.72 6.19 0.00% 0.96
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重2500g以上） 手術なし 手術・処置等２なし 副傷病なし 93 8.12 6.17 1.08% 0.00
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等２なし 59 3.98 5.42 0.00% 3.53
030270xxxxxxxx 上気道炎 51 4.41 4.96 0.00% 1.10
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等２なし 副傷病なし 42 5.21 6.62 0.00% 3.17
三重県南勢地区唯一の小児科入院施設であり、NICUは三重県の地域周産期センターです。
救急初療から重症管理、高次搬送など多岐にわたり対応しています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 521 2.56 2.84 0.00% 77.17
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等１あり 手術・処置等２なし 60 4.78 7.05 0.00% 69.82
020220xx97xxx0 緑内障 手術あり片眼 53 4.81 8.00 0.00% 71.25
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり片眼 47 6.83 9.75 0.00% 59.02
020180xx97x0x0 糖尿病性増殖性網膜症 手術あり 手術・処置等２なし片眼 32 4.94 7.52 0.00% 61.69
当院は紹介患者さんが多く、広角術野が視認できる顕微鏡、照明システムを使用し、増殖糖尿病網膜症や増殖硝子体網膜症、網膜剥離など失明に関わる疾患から黄斑前膜、黄斑円孔など視力障害をきたす網膜硝子体疾患に対して積極的に手術を行っています。
また、症状の安定した患者さんは地域の開業医へ紹介しています。在院日数が全国平均より短く、効率的な診療が行われているといえます。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 48 7.56 9.87 0.00% 47.17
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術（腟式を含む。）　腹腔鏡によるもの等 42 5.83 6.28 0.00% 36.93
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部（腟部）切除術等 手術・処置等２なし 39 3.38 3.20 0.00% 39.44
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 手術・処置等２なし 30 10.67 12.58 0.00% 59.77
120070xx01xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術（腟式を含む。）　開腹によるもの等 23 8.96 10.16 0.00% 46.48
当院は婦人科腫瘍や婦人科がん、周産期などを含む産婦人科全般における診療を行っています。
三重県下では２施設のみの婦人科がん認定病院であり、また地域周産期母子医療センターでもあります。
頭頸部・耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 140 4.91 7.04 0.71% 57.30
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 118 5.96 7.89 0.00% 22.40
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり 93 5.74 7.37 1.08% 59.78
03001xxx01000x 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし 副傷病なし 82 7.50 13.57 0.00% 68.50
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 65 5.58 5.10 1.54% 68.08
耳鼻咽喉科・頭頚部外科領域のほぼ全領域の疾患に対応できる診療体制であり、中でも甲状腺を中心とした頭頚部腫瘍の治療に積極的に取り組んでいます。全体的に在院日数は短く、全国平均を下回っています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍（黒色腫以外） 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等２なし 46 8.89 8.16 0.00% 81.22
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）等 手術・処置等１なし 14 3.07 4.05 0.00% 55.79
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等１なし 11 8.82 12.51 9.09% 66.91
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 11 7.73 8.98 0.00% 68.36
161070xxxxx00x 薬物中毒（その他の中毒） 手術・処置等２なし 副傷病なし - - 3.56 - -
高齢者の皮膚がんを最も多く治療しています。
また急性皮膚感染症では糖尿病など内科疾患に伴う皮膚科的合併症も多いため、他科と連携をとり早期退院に取り組んでいます。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし 181 5.66 7.20 1.66% 74.46
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等１あり 副傷病なし 150 3.08 2.53 0.00% 71.03
110070xx99x20x 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等２２あり 副傷病なし 88 3.14 10.97 0.00% 73.14
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 51 10.02 12.63 0.00% 69.65
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 49 6.69 8.65 0.00% 73.27
泌尿器疾患の全般を診療していますが、その中でも悪性腫瘍に力を入れています。
適応により低侵襲な治療である腹腔鏡手術を行っています。
腹腔鏡手術の利点である出血量減少、術後疼痛軽減、入院期間の短縮、早期の社会復帰を実現しています。
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等２なし 副傷病なし 56 11.27 7.28 12.50% 69.23
010060x2990401 脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満） 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２４あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 33 12.70 16.18 24.24% 69.18
010061xxxxx0xx 一過性脳虚血発作 手術・処置等２なし 31 5.42 6.24 0.00% 73.94
010060x2990201 脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満） 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２２あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 30 18.07 16.16 56.67% 77.93
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10未満） 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし 副傷病なし 25 20.44 18.72 60.00% 72.88
虚血性脳血管障害（脳梗塞や一過性脳虚血性発作）が多く、個々の症例数ではてんかんが最も多くなっています。
早期発見、治療などにより、在院日数は全国平均と比べ短縮傾向です。また地域連携パスも有効に活用されています。
※なお脳神経内科は、脳神経内科と脳血管内治療科で構成されています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等２なし 副傷病なし 115 4.94 9.69 11.30% 79.03
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10未満） 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし 副傷病なし 76 15.68 18.72 51.32% 69.01
010060x2990401 脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満） 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２４あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 62 15.06 16.18 51.61% 69.69
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等２なし 副傷病なし 55 6.47 7.35 18.18% 67.91
010040x199x00x 非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10以上） 手術なし 手術・処置等２なし 副傷病なし 26 23.69 21.23 80.77% 73.08
頭部外傷による頭蓋内損傷が上位を占めています。そのほかに脳梗塞や脳出血が多くみられます。
平均在院日数は、全国と比較して大幅に短縮となっており、リハビリの早期実施及び地域連携が進んでいると考えられます。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等２なし 121 26.87 19.06 11.57% 73.72
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２４あり 副傷病なし 81 8.19 10.00 0.00% 68.64
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等１あり 手術・処置等２なし 50 3.90 3.43 2.00% 71.78
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし 48 17.40 14.58 8.33% 73.15
040040xx9905xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２５あり 40 19.33 19.34 0.00% 70.33
間質性肺炎が最も多く、平均在院日数は全国平均と比べやや長い傾向にあります。
肺がんの化学療法については、在院日数は全国平均に比べ短縮傾向にあります。他の診療科と連携を密にして集学的な治療を行っており、常に標準的な治療で対処すべく診療にあたっています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管（肝内外）結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等２なし 副傷病なし 223 8.16 10.08 1.35% 78.47
060140xx97x00x 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄（穿孔を伴わないもの） その他の手術あり 手術・処置等２なし 副傷病なし 81 8.58 10.58 6.17% 71.68
060090xx02xxxx 胃の良性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術　その他のポリープ・粘膜切除術等 59 6.25 7.07 0.00% 71.76
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等２なし 57 8.42 8.52 0.00% 73.81
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 56 7.79 7.75 0.00% 68.07
内視鏡による検査・治療が主体となっています。在院日数は全国平均を下回る疾患が多く、健診の普及により早期発見ができ、内視鏡による早期治療が進んでいるためと考えられます。
腫瘍内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx99x30x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等２３あり 副傷病なし 33 4.36 7.44 0.00% 55.79
090010xx99x6xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等２６あり 32 3.19 4.15 0.00% 61.56
060035xx99x60x 結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等２６あり 副傷病なし 22 4.32 4.41 0.00% 65.95
090010xx99x4xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等２４あり 11 6.27 4.28 0.00% 61.18
060030xx99x4xx 小腸の悪性腫瘍、腹膜の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等２４あり - - 5.90 - -
主として、固形がんに対する全身化学療法を実施しています。中でも乳がんに対する化学療法が最も多くなっています。
標準的化学療法を高いQOLを維持しながら続けられるように治療計画を立てています。
在院日数は全国平均と比べ短縮傾向にあります。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし 副傷病なし 91 12.05 12.05 5.49% 71.78
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術　その他の動脈等 手術・処置等２なし 副傷病なし 78 6.78 8.75 3.85% 72.65
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 50 15.66 12.58 8.00% 80.74
110280xx99010x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２１あり 副傷病なし 43 10.37 14.21 0.00% 67.67
110280xx991x0x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等１あり 副傷病なし 39 14.85 7.18 0.00% 55.08
当院は血液浄化センターを有しており、主に慢性腎不全患者の急性増悪に対応しています。
今後さらに地域連携を進め、在院日数の短縮を目指していきます。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等２なし 44 2.16 3.15 0.00% 70.68
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）等 手術・処置等１なし 13 2.92 4.05 0.00% 30.23
090010xx04xxxx 乳房の悪性腫瘍 組織拡張器による再建手術（一連につき）　乳房（再建手術）の場合等 - - 8.23 - -
080010xxxx1xxx 膿皮症 手術・処置等１あり - - 26.62 - -
100100xx97x0xx 糖尿病足病変 手術あり 手術・処置等２なし - - 31.18 - -
加齢による眼瞼下垂の症例が最も多くなっています。
在院日数は全国平均を下回り、効率的な診療が行われているといえます。
初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準（※）		 版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 101 20 37 113 - 50 1 8,7
大腸癌 75 43 107 60 11 100 1 8,7
乳癌 103 80 - - - 31 1 8,7
肺癌 51 14 88 175 13 110 1 8,7
肝癌 19 13 - - - 42 1 8,7
※ 1：UICC TNM分類，2：癌取扱い規約
がんの罹患数の多い５大がんについて、ステージ（病期）別に入院治療した患者さんの人数を初発・再発について集計しました。
当院は、地域がん診療連携拠点病院として、地域の医療機関と連携してがん患者さんとその家族に対して高度ながん医療を提供しており、多くの治療実績もあり、初発・再発のがん患者さんの治療を行っております。
がん治療には腹腔鏡下手術や内視鏡的治療、化学療法や放射線治療等があり、その組み合わせよって患者さんの病状や要望に応じた最適の治療を受けていただけるよう努めております。
３人に１人ががんになると言われる時代になっておりますが、５大がん以外のがんに対しても病院が一丸となって有効な治療を進めたいと考えております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数		 平均年齢
軽症 25 9.80 58.08
中等症 161 15.29 80.96
重症 54 21.11 83.74
超重症 20 24.75 82.50
不明 - - -
市中肺炎は病院外で日常生活をしている人に発症し、主に健常者や軽度の基礎疾患を持つ患者さんに多く発症します。
若者から高齢者まで幅広い年齢層でみられ、原因も細菌や非定形病原体、ウイルスなど多様です。
中等症以上の患者の平均年齢は80歳以上と高齢の患者さんが多く、平均在院日数も長くなる傾向が見られます。
超重症患者が少ないことは地域の開業医における初期対応が良好に行われているためと考えられます。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 545 19.57 76.90 45.60
その他 34 12.88 76.32 3.11
脳の⾎管が詰まることで起きる脳梗塞の患者数は⾼齢化に伴い増加傾向にあります。
また脳梗塞は、⽇本⼈の死因の第3位を占める「脳⾎管障害（脳卒中）」のひとつであり、脳卒中の約6割を占めるとされています。
当院は2014年より脳卒中センターを開設し、早期に最善の医療が受けられるように努めています。
脳梗塞に⾄らなかった⼀過性脳虚⾎発作や頭頸部動脈の閉塞や狭窄に対しても当院では積極的に精査・治療を開始することで脳梗塞の発症予防につなげています。
診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
血液内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他） 14 7.93 21.07 0.00% 72.86
K6261 リンパ節摘出術（長径３センチメートル未満） - - - - -
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 - - - - -
K9212ﾛ 造血幹細胞採取（一連につき）（末梢血幹細胞採取）（自家移植の場合） - - - - -
K6262 リンパ節摘出術（長径３センチメートル以上） - - - - -
悪性腫瘍の化学療法対する持続注入用植込カテーテル設置術が最も多くなっています。
当院は非血縁者間骨髄移植、採取施設認定病院および日本臍帯血バンクネットワーク加盟病院であり、クリーン病室１０床を有しているため、造血幹細胞採取や造血幹細胞移植もおこなっています。
肝臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K697-32ﾛ 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法（一連として）（２センチメートルを超えるもの）（その他のもの） 19 5.53 5.26 0.00% 68.26
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 16 2.25 9.94 0.00% 67.69
K6152 血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（選択的動脈化学塞栓術） 15 2.07 9.27 0.00% 68.93
K533 食道・胃静脈瘤硬化療法（内視鏡によるもの）（一連として） 14 3.71 7.29 0.00% 63.36
K533-2 内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術 11 3.18 7.55 0.00% 65.36
肝がんに対するラジオ波焼灼療法が最も多く、次いで肝硬変の胸水や腹水の貯留に対する濾過濃縮再静注法が多くなっています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術（心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの） 219 1.60 2.68 0.00% 67.40
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術（その他のもの） 141 1.94 2.00 0.00% 72.43
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 94 2.09 4.60 1.06% 73.67
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術（急性心筋梗塞に対するもの） 92 0.00 9.71 2.17% 69.55
K5972 ペースメーカー移植術（経静脈電極の場合） 58 1.86 5.83 1.72% 79.31
頻脈性不整脈に対するアブレーション治療や狭心症、急性心筋梗塞に対する経皮的冠動脈治療が多くなっています。
また、下肢閉塞性動脈硬化症に対する血管内治療も積極的に行っています。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（肺葉切除又は１肺葉を超えるもの） 25 3.28 10.12 4.00% 73.04
K5131 胸腔鏡下肺切除術（肺嚢胞手術（楔状部分切除によるもの）） 10 9.40 6.30 0.00% 40.80
K513-4 胸腔鏡下肺縫縮術 - - - - -
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（部分切除） - - - - -
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（区域切除） - - - - -
肺がんの早期発見により肺がんに対する手術が多くなっており、胸腔鏡下で行うことにより手術侵襲が軽減されます。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術（２吻合以上） 28 7.71 19.68 3.57% 72.29
K5612ﾛ ステントグラフト内挿術（腹部大動脈） 18 3.00 6.78 5.56% 83.17
K5606 大動脈瘤切除術（吻合又は移植を含む。）（腹部大動脈（分枝血管の再建を伴うもの）） 17 4.24 10.47 0.00% 70.18
K5551 弁置換術（１弁のもの） 16 5.88 15.81 6.25% 72.81
K560-22ﾆ オープンステントグラフト内挿術（上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術）（その他のもの） 16 2.44 27.06 50.00% 71.31
虚血性心疾患に対する冠動脈、大動脈バイパス移植術が最も多く、次いで大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術が多いです。
近年動脈瘤に対するステント治療は材料・手技の向上によりその適応が拡大しており件数も増加傾向にあります。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 138 1.70 4.00 0.72% 62.46
K6335 ヘルニア手術（鼠径ヘルニア） 100 0.22 1.18 0.00% 64.97
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 82 1.54 10.09 1.22% 71.17
K4763 乳腺悪性腫瘍手術（乳房切除術（腋窩部郭清を伴わないもの）） 72 1.00 6.97 0.00% 65.01
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側） 61 0.16 1.00 0.00% 58.07
胆石性胆のう炎、結腸がんに対する手術は、腹腔鏡手術を中心に患者数が多いです。
ヘルニアの中でも対象患者さんの多い鼡径ヘルニア手術や乳がんに対する乳腺悪性腫瘍手術も多くなっています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術（肩甲骨，上腕，大腿） 213 4.29 16.99 60.56% 81.57
K0821 人工関節置換術（肩，股，膝） 206 2.07 17.17 31.07% 72.67
K0811 人工骨頭挿入術（肩，股） 132 4.83 17.75 71.21% 83.67
K0462 骨折観血的手術（前腕，下腿，手舟状骨） 76 2.72 9.87 18.42% 70.41
K0483 骨内異物（挿入物を含む）除去術（前腕，下腿） 73 0.05 2.03 0.00% 46.29
大腿骨骨折に対する観血的手術や人工骨頭挿入術が多くなっており、中でも高齢の患者さんが多く見受けられます。
地域連携パスを活用し継続してリハビリ治療が行えるよう努めています。
変形性膝関節症および股関節症に対する人工関節置換術も多く、当院では人工関節手術においてＭＩＳ（最少侵襲手術法）を行っており、より早期に高度なレベルで社会復帰出来るように人工関節手術前からリハビリを⾏っています。
小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術（仮死第１度のもの） 70 0.00 13.56 2.86% 0.00
K9132 新生児仮死蘇生術（仮死第２度のもの） 23 0.00 37.57 4.35% 0.00
K7151 腸重積症整復術（非観血的なもの） - - - - -
K0011 皮膚切開術（長径１０センチメートル未満） - - - - -
K0911 陥入爪手術（簡単なもの） - - - - -
当院は地域周産期母子医療センターであり、新生児集中治療室を有しており新生児医療に積極的に取り組んでいます。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ﾛ 水晶体再建術（眼内レンズを挿入する場合）（その他のもの） 509 0.51 1.01 0.00% 77.17
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術（網膜付着組織を含むもの） 157 0.71 3.80 0.00% 66.96
K2682 緑内障手術（流出路再建術） 28 0.86 1.75 0.00% 74.29
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術（その他のもの） 16 0.50 2.88 0.00% 69.56
K2231 結膜嚢形成手術（部分形成） 11 0.00 3.09 0.00% 67.27
最も多い症例の白内障における水晶体再建術は、外来手術としても施行しており、術前、術後とも日数が短くなっています。
次いで硝子体疾患に対する硝子体手術が多くなっています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（腹腔鏡によるもの） 49 0.90 3.96 0.00% 37.10
K877 子宮全摘術 47 1.34 5.70 0.00% 50.38
K861 子宮内膜掻爬術 39 0.00 0.18 0.00% 57.74
K867 子宮頸部（腟部）切除術 39 0.97 1.41 0.00% 39.62
K879 子宮悪性腫瘍手術 28 1.00 8.93 0.00% 60.29
卵巣、卵管の腫瘍や子宮の腫瘍に対する手術を多く施行しています。
腹腔鏡下手術に積極的に取り組んでおり、腹腔鏡下手術の件数が増加しています。
頭頸部・耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術（摘出） 138 1.06 4.33 0.00% 27.56
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術３型（選択的（複数洞）副鼻腔手術） 94 0.90 3.36 2.13% 58.88
K3192 鼓室形成手術（耳小骨再建術） 56 1.04 3.23 1.79% 54.45
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術４型（汎副鼻腔手術） 47 0.98 2.81 0.00% 54.32
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 33 0.03 4.03 3.03% 48.55
慢性扁桃炎に対する口蓋扁桃手術が最も多く、次いで副鼻腔炎、中耳炎に対する手術となっております。
予定された手術が多いため術前日数は1日前後と短く、クリニカルパスを活用し効率的な治療を行う事により 早期退院を目指しています。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術（単純切除） 54 0.41 7.54 0.00% 80.85
K0052 皮膚，皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径２㎝以上，４㎝未満） 10 0.00 2.30 0.00% 42.50
K0063 皮膚，皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径６㎝以上，１２㎝未満） - - - - -
K0062 皮膚，皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径３㎝以上，６㎝未満） - - - - -
K013-21 全層植皮術（２５cm³未満） - - - - -
皮膚の悪性腫瘍は紫外線などの影響によって発生するものが多く、高齢の患者さんに多く見受けられます。
進行例を除き十分な病巣切除を行うことにより再発率は極めて低くなっています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K8036ｲ 膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（電解質溶液利用のもの） 183 0.19 4.69 1.64% 74.93
K8411 経尿道的前立腺手術（電解質溶液利用のもの） 52 1.08 6.63 1.92% 73.15
K843-2 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術 45 1.00 8.11 0.00% 69.58
K773-2 腹腔鏡下腎（尿管）悪性腫瘍手術 35 1.60 8.29 2.86% 71.89
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 34 0.74 10.59 8.82% 77.15
膀胱がんに対する経尿道的手術を最も多く行っています。
また、腹腔鏡下前立腺全摘術の施設認定をうけており、低侵襲的な手術を行うことにより術後の疼痛軽減、入院期間の短縮、早期の社会復帰の実現に取り組んでいます。
脳神経内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K178-4 経皮的脳血栓回収術 28 0.79 22.57 67.86% 79.89
K178-2 経皮的脳血管形成術 25 4.24 12.08 32.00% 75.12
K664 胃瘻造設術（経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。） 15 20.47 19.00 66.67% 74.93
K386 気管切開術 - - - - -
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
主に脳梗塞などの脳卒中に対する脳血管内治療が多く、早期の治療が求められるため術前日数は短くなっています。
脳神経外科と連携し、脳卒中センターにて治療を行っています。
※なお脳神経内科は、脳神経内科と脳血管内治療科で構成されています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 109 0.46 5.02 15.60% 79.94
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（多椎間又は多椎弓の場合を含む。）（椎弓切除） 42 2.17 10.74 33.33% 70.07
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング（１箇所） 42 1.00 25.38 38.10% 66.71
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術（その他のもの） 33 4.24 22.36 15.15% 67.18
K178-4 経皮的脳血栓回収術 23 0.30 18.17 60.87% 77.70
脳卒中や頭部外傷に対する救急疾患に対して２４時間待機体制で対応しています。
また、脳卒中センターを有し、脳神経内科と共同し常に院内で急性期脳卒中を診療しています。
脳腫瘍に対しては、全国的にも数施設しかない術中ＭＲＩを備えた手術室にて、より確実な手術ができます。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 142 1.51 11.64 7.75% 79.48
K654 内視鏡的消化管止血術 115 1.02 8.54 6.96% 72.60
K6871 内視鏡的乳頭切開術（乳頭括約筋切開のみのもの） 96 1.28 5.42 2.08% 77.56
K6534 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術（その他） 61 0.00 5.13 0.00% 71.62
K6532 内視鏡的胃ポリープ・粘膜切除術（早期悪性腫瘍粘膜下層） 53 0.00 6.94 0.00% 73.51
内視鏡的胆道ステント留置術や内視鏡的乳頭切開術、消化管止血術が上位を占めています。
早期胃癌などに対する内視鏡的治療も多く行っています。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント設置術 103 5.36 7.25 3.88% 72.86
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 69 3.03 8.83 26.09% 74.74
K3772 口蓋扁桃手術（摘出） - - - - -
K6147 血管移植術、バイパス移植術（その他の動脈） - - - - -
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
腎臓内科では主に人工透析導入のための内シャント造設術が多く行われています。
また作成した透析シャントが狭窄や閉塞を起こすためシャントの拡張・血栓除去術も多く行っています。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K2191 眼瞼下垂症手術（眼瞼挙筋前転法） 43 0.02 1.09 0.00% 70.26
K476-4 ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術（乳房切除後） - - - - -
K0063 皮膚腫瘍摘出術（露出部以外）（長径６㎝以上，１２㎝未満） - - - - -
K0051 皮膚腫瘍摘出術（露出部）（長径２㎝未満） - - - - -
K0133 分層植皮術（１００cm³以上２００cm³未満） - - - - -
主に加齢による眼瞼下垂症手術を行っています。
いずれの症例も術前術後日数は短いです。
その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 22 0.13
異なる 13 0.08
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 98 0.59
異なる - -
敗⾎症は感染症などにより⾎液中に病原菌が⼊ることにより全⾝に炎症がおこる疾患です。
また播種性⾎管内凝固はがんや敗⾎症などの基礎疾患により、過剰な⾎液凝固反応が⽣じて臓器不全や凝固異常を起こす疾患です。
これらの疾患は重篤な疾患でありDPCでは⾼額な点数が設定されているため、根拠のある診断でないとアップコーディングなど不適切なコーディングとみなされる疾患となっています。臨床上ゼロとすることはありえませんが、⼊院後に発症することをなくすよう努めています。
⼿術・処置等の合併症については腎臓内科の透析が必要な患者さんの内、シャントの閉塞などのトラブルの治療のために⼊院する患者さんが半数近くを占めています。
その他術後感染症や縫合不全などがあります。⼿術・処置などの合併症を起こさないように細⼼の注意をもって治療に当たるよう努めています。

※180040 ⼿術・処置等の合併症内訳
T810　後出血　　　　　　　　　　　12
T828　透析シャントの合併症　　 56
　　　　　その他　　　　　　　　　　　 34
合計　　　　　　　　　　　　　　　　　102

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