平成28年度 伊勢赤十字病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 975 414 388 553 970 1,402 3,246 4,047 3,593 828
入院患者さんの半数は60歳以上で構成され、最も多い年齢層は70歳代でした。当院が属する南勢志摩医療圏の高齢化率は27.50%であり、将来の推計においても増加傾向であることから今後も高齢者の割合は高くなる事が推測されます。
また、当院は南勢志摩医療圏の急性期、小児救急二次医療の拠点であると共に地域周産期センターとして様々な症状の患者さんに24時間体制で対応している事から新生児を中心とした10歳未満の患者さんも多くなっています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010100xxxxx0xx 脱髄性疾患(その他) 手術・処置等2なし 33 18.67 19.23 0.00 17.52
070560xx99x0xx 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患 手術なし 手術・処置等2なし 24 24.88 17.77 4.17 61.50
070470xx99x0xx 関節リウマチ 手術なし 手術・処置等2なし - - 14.52 - -
070470xx99x2xx 関節リウマチ 手術なし 手術・処置等22あり - - 25.16 - -
0400801399x001 肺炎等(市中肺炎かつ65歳以上75歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なしA-DROP スコア1 - - 12.61 - -
主な疾患としては関節リウマチ、全身性エリテマトーデス等で、多くは多臓器におよぶ疾患のため、他診療科と連携を密にし診療にあたっています。
在院日数の短縮を目指しています。
※院内標榜科としては、リウマチ膠原病科となります。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 82 17.12 16.83 0.00 68.28
130010xx97x2xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等22あり 59 37.54 41.96 1.69 69.44
130030xx97x40x 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等24あり 副傷病なし 40 30.50 34.90 0.00 66.98
130030xx99x30x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等23あり 副傷病なし 21 22.38 17.63 0.00 70.38
130040xx99x5xx 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術なし 手術・処置等25あり 21 25.05 25.11 0.00 69.14
当院は、非血縁者間骨髄移植、採取施設認定病院および日本臍帯血バンクネットワーク加盟病院です。
クリーン病室10床を有し、幅広い治療の選択肢を患者に提供しています。
非ホジキンリンパ腫に次いで急性白血病の患者が大半を占めています。平均在院日数は、ほぼ全国平均を下回っています。
肝臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 66 12.50 11.74 0.00 72.71
060050xx99x00x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 24 7.92 10.33 0.00 71.96
060050xx0300xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(一連として)等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 23 7.61 8.70 0.00 71.83
060300xx99x00x 肝硬変(胆汁性肝硬変を含む。) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 23 13.61 13.50 4.35 75.65
060050xx0310xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(一連として)等 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 20 15.80 15.96 0.00 73.85
肝臓がんおよび肝硬変を中心に診療を行っています。
肝臓がんの治療法は、腫瘍の状態、肝臓の機能低下の程度、併存疾患など個々に応じた治療を検討し、患者さんに提供しています。
平均在院日数はほぼ全国平均を下回っています。
糖尿病・代謝内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 76 15.67 12.43 21.05 80.72
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 58 19.84 21.25 39.66 83.97
100071xx99x010 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病あり85歳未満 33 11.00 12.94 0.00 58.85
100071xx99x110 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等21あり 副傷病あり85歳未満 21 10.76 16.40 0.00 67.38
100070xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等21あり 副傷病なし85歳未満 18 10.06 14.61 0.00 63.11
糖尿病にとって“教育は治療そのもの”に代表されるように初期教育を重要視しています。
日本糖尿病療養指導士は当院では37名(取得者44名)おり、全国でもトップレベルです。
平均在院日数は、いずれも全国平均を大きく下回っており、クリニカルパスが有効に活用されています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 260 3.07 3.06 0.00 69.26
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 194 5.05 4.71 0.00 71.11
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし 175 4.73 5.51 0.00 64.51
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 138 15.09 17.95 13.77 84.10
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 111 10.54 13.02 0.90 69.96
当院は三重県南勢地区の救急救命医療、高度先進医療を一手に担っています。
その中で循環器内科の役割は大きく、24時間体制で対応しています。
狭心症、虚血性心疾患、頻脈性不整脈、心不全に関して多くの症例があり、全国平均に比べ平均在院日数はクリニカルパスの見直しも影響し短縮傾向となっています。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040200xx99x00x 気胸 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 47 9.60 9.14 0.00 50.60
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2なし 34 11.38 12.73 0.00 69.59
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 11 18.09 10.09 0.00 34.82
160450xx99x1xx 肺・胸部気管・気管支損傷 手術なし 手術・処置等2あり 10 9.60 11.36 10.00 55.60
040020xx97xxxx 縦隔の良性腫瘍 手術あり - - 9.15 - -
肺がんに対しては胸腔鏡を使用し可及的筋肉を温存する小開胸手術(約5cmの切開)hybrid VATS法を取り入れることで早期離床・疼痛軽減・美容的利点を目指しています。また、気胸においても胸腔鏡を用いた低侵襲手術を施行することにより早期の社会復帰を目指しています。
平均在院もほぼ全国平均より短縮となっています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050080xx01010x 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 副傷病なし 34 26.97 24.70 8.82 70.50
050050xx0151xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 心室瘤切除術(梗塞切除を含む。) 単独のもの等 手術・処置等15あり 手術・処置等21あり 28 24.86 27.95 10.71 69.64
050161xx9900xx 解離性大動脈瘤 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 25 13.92 18.27 12.00 75.44
050163xx02x1xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの)等 手術・処置等21あり 19 19.42 21.94 0.00 71.32
050161xx97x10x 解離性大動脈瘤 その他の手術あり 手術・処置等21あり 副傷病なし 18 26.00 28.23 16.67 70.33
当科は三重県南勢地区で唯一の胸部外科施設として役割を担っています。
狭心症や心筋梗塞、弁膜症などの後天性心疾患から大動脈瘤などの疾患に対し治療を行っています。
手術に関しては低侵襲・ハイクオリティを目標とし、適応症例に対し積極的に手術に取り組んでいます。
早期発見・早期治療・早期離床に努めているため、平均在院日数は全国平均より短縮傾向にあります。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 138 6.16 7.61 0.72 61.96
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 76 12.43 15.92 1.32 71.74
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 71 4.15 5.60 0.00 36.17
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 71 10.39 9.08 5.63 71.23
090010xx02x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 単純乳房切除術(乳腺全摘術)等 手術・処置等2なし 64 9.13 10.30 0.00 61.69
総胆管結石、胆石性胆のう炎等は腹腔鏡下手術が大半を占めています。
また、良性疾患および悪性疾患について積極的な集学的治療の導入とQOLの向上を重視した治療を基本としています。
それにより低侵襲で在院日数の短縮にも繋がっています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 258 24.48 27.63 76.74 84.12
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 110 17.58 26.26 16.36 75.53
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等 62 8.89 11.91 3.23 35.52
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 60 19.22 24.42 16.67 67.07
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 副傷病なし 47 9.34 20.57 82.98 75.36
平成27年度に関節センターを開設し、医師、理学療法士、看護師、医療ソーシャルワーカー等が連携し、患者ごとに適切な治療が行われており、また、スムーズな転院が可能となっているため、在院日数は全国平均より大きく短縮できています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 副傷病なし 114 5.38 6.02 0.00 1.04
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 89 3.94 5.50 0.00 4.02
030270xxxxxxxx 上気道炎 53 5.19 4.83 0.00 1.45
140010x197x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術あり 手術・処置等2なし 50 9.62 8.28 0.00 0.00
140010x197x1xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術あり 手術・処置等21あり 49 10.49 13.96 0.00 0.00
三重県南勢地区唯一の小児科入院施設であり、NICUは三重県の地域周産期センターです。
救急初療から重症管理、高次搬送など多岐にわたり対応しています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり片眼 68 7.43 10.53 0.00 58.65
020180xx97x0x0 糖尿病性増殖性網膜症 手術あり 手術・処置等2なし片眼 47 5.68 8.27 0.00 58.53
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 42 5.33 7.72 0.00 70.86
020200xx9700xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 29 5.34 7.70 0.00 63.97
020220xx97xxx0 緑内障 手術あり片眼 17 10.76 9.15 0.00 72.35
当科は紹介患者さんが多く、広角術野が視認できる顕微鏡、照明システムを使用し、増殖糖尿病網膜症、増殖硝子体網膜症、網膜剥離等など失明に関わる疾患から黄斑前膜、黄斑円孔など視力障害を来たす網膜硝子体疾患に対して積極的に手術を行っています。また症状の安定した患者さんは地域の開業医へ紹介しています。在院日数が全国平均より短く、効率的な診療が行われているといえます。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 39 5.90 6.42 0.00 41.69
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 38 14.95 13.29 0.00 57.45
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 36 8.44 10.05 0.00 47.92
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 34 7.65 6.29 0.00 43.88
120150xx99xxxx 妊娠早期の出血 手術なし 26 2.62 12.76 3.85 34.96
当院は婦人科腫瘍や婦人科がん、周産期などを含む産婦人科全般における診療を行っています。
三重県下では2施設のみの婦人科がん認定病院であり、また、地域周産期母子医療センターでもあります。
腹腔鏡下手術も積極的に行なっており、在院日数の短縮になっています。
頭頸部・耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 134 5.72 8.12 0.00 22.57
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 107 5.32 7.47 0.00 57.14
030428xxxxxxxx 突発性難聴 78 7.59 9.37 0.00 61.60
100020xx01x0xx 甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術 切除等 手術・処置等2なし 75 5.84 9.27 0.00 57.63
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり 70 4.69 7.75 0.00 59.69
小児の睡眠時無呼吸症候群の一因である扁桃肥大・アデノイド肥大に対する扁桃摘出・アデノイド切除術が最も多い症例です。
耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域のほぼ全領域の疾患に対応できる診療体制であり、中でも甲状腺を中心とした頭頸部腫瘍の治療に積極的に取り組んでいます。全体的に在院日数は短く、全国平均を下回っています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 56 14.39 8.78 0.00 80.18
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし 21 12.05 11.97 4.76 65.05
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 11 8.00 8.96 0.00 70.64
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 10 4.60 4.28 0.00 46.50
161000x102x0xx 熱傷・化学熱傷・凍傷・電撃傷(Burn Index10未満) 分層植皮術 25平方センチメートル未満等 手術・処置等2なし - - 25.79 - -
高齢者の皮膚がんが最も多く治療しています。
また、急性皮膚感染症では糖尿病など内科疾患に伴う皮膚科的合併症も多いため、他科と連携をとり早期退院に取り組んでいます。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 148 4.95 7.44 0.68 74.21
110070xx99x20x 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり 副傷病なし 66 3.45 11.72 0.00 71.71
110080xx01x0xx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 44 10.70 13.39 0.00 67.84
11001xxx01x0xx 腎腫瘍 腎(尿管)悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 28 10.93 12.52 0.00 67.75
110060xx99x20x 腎盂・尿管の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり 副傷病なし 28 3.64 11.71 0.00 70.21
泌尿器疾患の全般を診療していますが、その中でも悪性腫瘍に力を入れています。
適応により低侵襲な治療の腹腔鏡手術を行っています。
腹腔鏡手術の利点である出血量減少、術後疼痛軽減、入院期間の短縮、早期の社会復帰を実現しています。
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 54 8.69 7.12 1.85 66.63
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 37 14.16 16.54 24.32 74.05
010061xxxxx0xx 一過性脳虚血発作 手術・処置等2なし 34 6.06 6.38 0.00 66.50
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 33 15.15 16.73 39.39 77.09
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 28 20.54 19.35 71.43 71.32
虚血性脳血管障害(脳梗塞と一過性脳虚血発作)が患者数で最も多くなっています。
次いでてんかんの患者数が多くなっています。
早期発見、早期治療などにより、在院日数も全国平均より短縮傾向です。また、地域連携パスも有効に活用されています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 100 6.16 9.87 8.00 80.34
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 64 12.97 19.35 40.63 68.03
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 61 5.80 7.52 19.67 71.30
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 37 13.65 16.54 48.65 73.22
010040x199x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 27 18.81 22.05 77.78 78.81
頭部外傷による頭蓋内損傷が上位を占めています。
平均在院日数は、全国と比較して大幅に短縮となっており、リハビリの早期実施および地域連携が進んでいると考えられます。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 99 10.11 12.35 2.02 72.95
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 74 18.00 19.92 1.35 72.65
040040xx99000x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 51 15.41 14.83 11.76 74.80
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 38 6.82 3.68 5.26 73.68
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 32 19.63 21.25 21.88 85.25
肺がんの化学療法に関して、在院日数は全国平均と比較して短縮傾向となっています。他診療科との連携を密にして集学的治療を行っています。
間質性肺炎および誤嚥性肺炎についても在院日数の短縮ができています。
常に標準的な治療で対処すべく診療にあたっています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 189 10.28 11.06 3.70 77.92
060140xx97x00x 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの) その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 61 9.18 10.93 3.28 72.87
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2なし 59 8.05 9.02 0.00 72.49
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 50 6.88 7.89 0.00 63.62
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 37 13.84 12.43 10.81 77.03
内視鏡による検査・治療が主体です。いずれも、全国平均の在院日数を下回っています。
健診の普及により早期発見ができ、内視鏡による早期治療が進んでいるため在院日数の短縮に繋がっています。
腫瘍内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx99x30x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり 副傷病なし 32 3.25 9.46 0.00 59.88
090010xx99x40x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 15 6.53 4.64 0.00 61.93
090010xx99x6xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり 15 2.87 4.56 0.00 60.33
070040xx99x2xx 骨の悪性腫瘍(脊椎を除く。) 手術なし 手術・処置等22あり - - 24.03 - -
090010xx99x9xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等29あり - - 7.25 - -
主として、固形腫瘍に対する全身化学療養を実施しています。
中でも乳癌の化学療法が多くなっています。
標準的化学療法を高いQOLを維持しながら続けられるように治療計画を立てています。
在院日数は全国平均より短縮傾向にあります。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 86 15.81 12.84 9.30 70.03
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 副傷病なし 65 9.05 8.87 7.69 66.43
110280xx99010x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 副傷病なし 50 14.70 14.77 2.00 66.52
110280xx991x0x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1あり 副傷病なし 37 9.62 7.58 0.00 52.68
180040xx02x0xx 手術・処置等の合併症 内シャント血栓除去術等 手術・処置等2なし 37 11.24 3.44 37.84 74.27
当院は血液浄化センターを有しています。
主に慢性腎不全患者の急性増悪に対応しています。
今後さらに地域連携をすすめ在院日数の短縮を目指していきます。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2なし 47 2.15 3.44 0.00 70.49
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 11 3.27 4.28 0.00 31.00
090010xx05xxxx 乳房の悪性腫瘍 組織拡張器による再建手術(一連につき) 乳房(再建手術)の場合等 - - 7.91 - -
070020xxxx0xxx 神経の良性腫瘍 手術・処置等1なし - - 7.97 - -
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1なし - - 5.11 - -
加齢による眼瞼下垂の症例が一番多くなっています。
次いで、皮膚の良性腫瘍です。
いずれも在院日数は全国平均を下回っています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 110 38 34 61 14 58 1 7
大腸癌 68 78 95 118 - 78 1 7
乳癌 70 85 13 - - 27 1 7
肺癌 57 15 56 158 24 73 1 7
肝癌 28 16 14 - - 74 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院は地域がん診療連携拠点病院に指定されており、多くの初発・再発がん患者さんの治療を行っております。外科的治療(手術療法)や化学療法、放射線療法を組み合わせた集学的な治療を行っており、患者さんの状態に合わせた適切な治療を受けていただけるように努めております。

胃がんは、無症状で健康診断や人間ドックにより早期発見されることが多く、病期の低い早期がんとして治療されています。
大腸癌は、全国の集計と同様に当院でも症例数が増えております。早期のがんでは、内視鏡的切除にて治療を行い、その他、外科的療法・化学療法・放射線治療を行っております。
肺癌は、組織型や進行度により、外科的治療・化学療法・放射線療法を行います。近年、化学療法が進み、病期の進んだがんも積極的に治療を行っております。
乳癌は、自覚症状がわかりやすく自分発見できるがんである為、早期の患者さんが多く外科的治療・化学療法・放射線療法を組み合わせて治療を行っております。
肝癌は、病期の進行度に合わせて、内科的治療である肝動脈塞栓療法・ラジオ波焼灼や外科的治療を行っております。
4人に1人ががんになると言われるほどがんの患者は増えておりますが、当院は、5大がん以外のがんに対しても病院が一丸となって有効な治療を進めていきたいと考えております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 28 7.75 52.00
中等症 134 15.70 79.31
重症 51 22.75 83.43
超重症 24 12.38 83.79
不明 - - -
市中肺炎とは病院外で日常生活をしていた人に発症し、主に健常者や軽度の基礎疾患を持つ患者さんに多く発症します。
若者から高齢者まで幅広い年齢層でみられ、原因も細菌や非定型病原体、ウイルスなど多彩です。
重症患者さんと超重症患者さんの平均年齢は80歳以上であり高齢の患者さんが多く、平均在院日数も長くなる傾向が見られます。
超重症患者が少ない事は地域の開業医における初期対応が良好に行われているためと考えます。
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 3日以内 38 5.97 67.89 0.00
その他 - - - -
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 - - - - -
I63$ 脳梗塞 3日以内 521 19.74 76.49 42.48
その他 44 14.45 77.07 3.89
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 11 15.55 75.91 3.77
その他 42 6.86 72.50 0.00
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの - - - - -
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> 3日以内 - - - -
その他 10 8.00 20.40 0.00
I679 脳血管疾患,詳細不明 - - - - -
脳の血管が詰まることで起きる脳梗塞の患者数は高齢化に伴い増加傾向にあります。
また脳梗塞は、日本人の死因の第3位を占める「脳血管障害(脳卒中)」のひとつであり、脳卒中の約6割を占めるとされています。
当院は2014年より脳卒中センターを開設し、早期に最善の医療が受けられるように努めています。
また、脳梗塞に至らなかった一過性脳虚血発作や頭頸部動脈の閉塞や狭窄に対しても当院では積極的に精査・治療を開始することで脳梗塞の発症予防につなげています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
血液内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9212ロ 造血幹細胞採取(末梢血幹細胞採取)(自家移植の場合) 11 15.09 3.27 0.00 59.18
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈,静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) - - - - -
K386 気管切開術 - - - - -
K300 鼓膜切開術 - - - - -
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - -
当院は、非血縁者間骨髄移植、採取施設認定病院および日本臍帯血バンクネットワーク加盟病院であり、クリーン病室10床を有しているため、造血幹細胞採取が多くなっています。
肝臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 67 1.13 11.07 0.00 73.06
K697-32ロ 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(2cmを超えるもの)(その他のもの) 23 3.57 6.57 0.00 73.43
K697-31ロ 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(2cm以内のもの)(その他のもの) - - - - -
K533 食道・胃静脈瘤硬化療法(内視鏡) - - - - -
K533-2 内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術 - - - - -
血管塞栓術が最も多く、次いで肝悪性腫瘍に対するラジオ波焼灼療法です。
前年度に比べ術前日数は短縮しています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 175 2.47 2.72 0.57 71.33
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 112 1.41 2.38 0.00 67.32
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 102 2.10 4.15 2.94 74.27
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 82 0.00 10.46 3.66 69.40
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 71 1.75 6.49 2.82 81.70
狭心症および急性心筋梗塞に対して行うカテーテル治療が上位を占めています。
次いで頻脈性不整脈に対するアブレーション治療が多くなっています。。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 27 2.33 8.22 0.00 68.52
K513-4 胸腔鏡下肺縫縮術 10 9.20 14.30 10.00 34.50
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) - - - - -
K513-2 胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術 - - - - -
K5143 肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) - - - - -
肺の悪性腫瘍や気胸に対する症例が多いです。
いずれも胸腔鏡下で行うことにより手術侵襲が軽減されます。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K552-22 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺不使用)(2吻合以上) 27 7.15 16.56 3.70 66.67
K5551 弁置換術(1弁) 22 8.09 22.00 18.18 73.27
K5603ニ 大動脈瘤切除術(上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術)(その他のもの) 21 7.05 26.43 23.81 66.43
K5601ニ 大動脈瘤切除術(上行大動脈)(その他のもの) 19 5.00 27.74 15.79 72.58
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上) 16 7.00 23.13 12.50 71.44
虚血性心疾患に対する冠動脈、大動脈バイパス移植術の症例が多いですが、人工心肺不使用下のほうが多く行われています。
次いで、弁置換術となりました。また、大動脈瘤に対する手術も多く行っています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 153 1.78 4.03 1.31 63.19
K6335 鼠径ヘルニア手術 97 0.14 1.03 1.03 62.04
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 85 1.65 11.53 1.18 71.35
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 68 0.21 2.97 0.00 36.60
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 62 0.98 7.02 0.00 61.69
胆石性胆のう炎、結腸がん、虫垂炎に対する手術は、腹腔鏡手術を中心に患者数が多いです。
ヘルニアの中でも対象患者さんの多い鼡径ヘルニア手術が2番目となっています。
また、乳がんに対する手術も症例が多くなっています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) 193 4.27 18.25 66.84 82.10
K0821 人工関節置換術(肩,股,膝) 179 1.32 16.06 16.76 72.66
K0811 人工骨頭挿入術(肩,股) 93 5.28 18.06 80.65 81.91
K0462 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨) 82 3.06 9.67 29.27 67.13
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕,下腿) 51 0.20 2.24 0.00 48.24
大腿骨骨折に対する観血的手術や人工骨頭挿入術が多く、中でも高齢の患者さんが多く見受けられます。
地域連携パスを活用し継続してリハビリ治療が行えるよう努めています。
次いで変形性膝関節症および股関節症に対する人工関節置換術が多くなっています。
当院では人工関節手術においてMIS(最少侵襲手術法)を行っており、より早期に高度なレベルで社会復帰出来るように人工関節手術前からリハビリを行っています。
小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) 143 0.00 12.50 2.10 0.00
K9132 新生児仮死蘇生術(仮死第2度) 37 0.00 33.51 0.00 0.00
K7151 腸重積症整復術(非観血的なもの) - - - - -
K0003ロ 創傷処理(筋肉、臓器に達するもの)(長径10cm以上)(その他のもの) - - - - -
K2762 網膜光凝固術(その他特殊なもの(一連につき)) - - - - -
当院は地域周産期母子医療センターです。新生児集中治療室を有しており、新生児医療に積極的に取り組んでいます。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 513 0.74 1.07 0.00 75.86
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) 167 0.68 4.15 0.00 66.14
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他) 29 0.93 4.72 0.00 65.41
K2821イ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(縫着レンズを挿入するもの) 19 0.79 1.84 0.00 73.89
K281 増殖性硝子体網膜症手術 13 1.77 7.85 0.00 49.62
最も多い症例の白内障における水晶体再建術は、外来手術としても施行しており、術前、術後とも日数が短くなっています。
次いで硝子体疾患に対する硝子体手術が多くなっています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 58 0.90 4.07 0.00 42.09
K867 子宮頸部(腟部)切除術 55 1.00 1.87 0.00 38.62
K877 子宮全摘術 37 1.73 6.68 0.00 48.86
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 37 1.24 5.78 0.00 46.81
K879 子宮悪性腫瘍手術 37 2.86 11.27 0.00 57.92
卵巣、卵管の良性腫瘍に対する手術を多く施行しています。
子宮全摘術については、開腹と腹腔鏡下手術が、同症例数となっています。
頭頸部・耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 158 1.03 4.08 0.00 26.24
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 72 0.94 3.26 0.00 59.63
K319 鼓室形成手術 65 1.00 3.25 0.00 50.71
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 58 0.02 4.17 0.00 40.28
K4631 甲状腺悪性腫瘍手術(切除) 42 1.00 3.60 0.00 57.33
慢性扁桃炎に対する口蓋扁桃手術が最も多く、次いで副鼻腔炎、中耳炎に対する手術となっております。
予定された手術が多いため術前日数は1日前後と短く、クリニカルパスを活用し効率的な治療を行う事により早期退院を目指しています。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 70 1.19 12.04 0.00 80.49
K0132 分層植皮術(25cm2以上100cm2未満) - - - - -
K0131 分層植皮術(25cm2未満) - - - - -
K0134 分層植皮術(200cm2以上) - - - - -
K0053 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上) - - - - -
皮膚の悪性腫瘍は紫外線などの影響によって発生するのもが多く、高齢の患者さんに多く見受けられます。
進行例を除き十分な病巣切除を行うことにより再発率は極めて低くなっています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 148 0.32 3.86 0.68 74.00
K843-2 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術 44 1.00 8.70 0.00 67.84
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 37 1.16 11.73 0.00 68.27
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 25 0.56 9.72 20.00 72.20
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用) 22 0.09 6.27 0.00 71.32
膀胱がんに対する経尿道的手術を最も多く行っています。
また、腹腔鏡下前立腺全摘術の施設認定をうけており、低侵襲的な手術を行うことにより術後の疼痛軽減、入院期間の短縮、早期の社会復帰の実現に取り組んでいます。
神経内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K178-4 経皮的脳血栓回収術 32 0.81 38.94 56.25 79.09
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 21 8.43 14.67 47.62 78.76
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 20 15.60 14.65 40.00 74.75
K1781 脳血管内手術(1箇所) - - - - -
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
主に脳梗塞などの脳卒中に対する脳血管内治療が多く、早期の治療が求められるため術前日数は短いです。
脳神経外科と連携し、脳卒中センターにて治療を行っています。
また、頸動脈の高度狭窄に対して、脳神経外科と脳血管内治療科でステント留置術を行うことにより脳梗塞の予防に努めています。
なお■神経内科は、神経内科と脳血管治療科で構成されています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 95 0.06 6.63 9.47 80.99
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 59 0.81 28.24 37.29 63.86
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) 24 0.33 24.83 91.67 63.38
K178-4 経皮的脳血栓回収術 23 0.17 24.61 86.96 76.26
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 21 4.71 33.62 9.52 67.52
脳卒中や頭部外傷に対する救急疾患に対して24時間待機体制で対応しています。
また、脳卒中センターを有し、神経内科と共同し、常に院内で急性期脳卒中を診療しています。
脳腫瘍に対しては、全国的にも数施設しかない術中MRIを備えた手術室にて、より確実な手術ができます。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 139 1.73 12.10 5.76 78.60
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) 101 2.27 8.14 6.93 76.43
K654 内視鏡的消化管止血術 91 1.23 9.38 7.69 74.85
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 60 0.00 7.10 0.00 72.73
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 59 0.44 2.27 0.00 71.56
内視鏡的胆道ステント留置術、内視鏡的乳頭切開術が、消化管止血術が上位を占めています。
早期胃癌、大腸癌に対する治療も多く行っています。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 100 7.54 8.79 12.00 67.69
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 95 2.63 9.71 41.05 74.11
K6147 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈) 11 26.82 25.09 18.18 77.00
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) - - - - -
腎臓内科では主に人工透析導入のための内シャント造設術が多く行われています。
また作成した透析シャントが狭窄や閉塞を起こすためシャントの拡張・血栓除去術も多く行っています。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) 45 0.07 1.09 0.00 70.71
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) - - - - -
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) - - - - -
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満) - - - - -
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) - - - - -
主に加齢による眼瞼下垂体手術を行っています。
いずれの症例も術前術後日数は短いです。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 10 0.06
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 219 1.33
異なる - -
敗血症は感染症などにより血液中に病原菌が入ることにより全身に炎症がおこる疾患です。また播種性血管内凝固はがんや敗血症などの基礎疾患により、過剰な血液凝固反応が生じて臓器不全や凝固異常を起こす疾患です。これらの疾患は重篤な疾患でありDPCでは高額な点数が設定されているため、根拠のある診断でないとアップコーディングなど不適切なコーディングとみなされる疾患となっています。臨床上ゼロとすることはありえませんが、入院後に発症することをなくすよう努めています。
手術・処置等の合併症については腎臓内科の透析が必要な患者さんの内、シャントの閉塞などのトラブルの治療のために入院する患者さんが半数近くを占めています。その他人工関節のゆるみや感染、術後感染症や縫合不全などがあります。手術・処置などの合併症を起こさないように細心の注意をもって治療に当たるよう努めています。

※180040 手術・処置等の合併症内訳
 ICD10コード  病名            症例数
 T810      後出血           26
 T814      術後感染症        18
 T828      透析シャントの合併症  109
 T840      人工関節の合併症    12
 T852      眼内レンズ脱臼      13
           その他           44
 合計                      222
更新履歴
平成29年9月28日
平成28年度病院指標公開